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はじめに

 

どうも、まるくです。

エース級ピッチャーのピッチングフォームは人それぞれで見た目は全然違うにもかかわらず

すべての人が素晴らしいボールを投げています。

 

ピッチングフォームの技術的なポイントは細部にあるため、

そこを押さえていれば、他の部分は人それぞれ異なっていても問題ありません。

 

youtubeで見つけたピッチングフォームの動画を見ながら

技術的ポイントを確認していこうと思います。

 

今回は、二刀流に挑戦する新時代のスター候補。

投打に抜群の潜在能力を持つ日本ハム・大谷翔平投手。

 

まずはピッチングフォームをご覧ください。

投手 大谷翔平のピッチングフォーム1(スーパースロー)3塁側より

 

ピッチングフォーム分析-ワインドアップ期-

ワインドアップ期は、投球動作を開始してからグローブからボールが離れるまでを指します。

動画では1分16秒~18秒あたり。

 

まず踏み込み足(大谷投手の場合は左足)を上げて、

ほぼまっすぐ立ち上がってバランスオフし、停止せずにヒップファーストに移行します。

近年は踏み込み足を上げて一度止まる投げ方が多いのですが、珍しいタイプです。

 

この投げ方は立ち上がりから並進運動へスムーズに移行できる良さがある反面、

バランスを崩し投球がばらつきやすくなる面もあります。

 

技術的な課題はありませんが、大きな体を支えるために下半身の筋力強化が必要です。

ここでの乱れがフォームのばらつきにつながっているように感じられます。

 

ピッチングフォーム分析-アーリーコッキング期-

アーリーコッキング期は、

グローブからボールが離れてから踏み込み足(大谷投手の場合は左足)が着地するまでを指します。

 

1分19秒~22秒あたり。軸足をバランスオフして投球方向に並進運動を開始。

軸足の股関節を締めヒップファーストの体勢ができました。

軸足の股関節が締められたことで、踏み込み足の股関節が二塁側を向くため、結果的にお尻が本塁側に向きます。

 

スローイングアーム(大谷投手の場合は右腕)の上げ方は、現在主流の引き上げ式。

スローイングアームを引き上げる直前(1分21秒あたり)、

スローイングアームの肩がわずかに背中側(大谷投手の場合は一塁側)に引き寄せられているのが気になります。

 

ヒジの位置が両肩のラインと平行か、胸側にあるときは、ヒジは簡単に肩より高い位置に上がりますが、

両肩のラインよりも明らかに背中側にあるとヒジが上がりません。(ヒジが上がらない投手は、このパターンが多い)

 

今は、ほんのわずかなので問題なくヒジは上がりますが、

これがひどくなるとヒジが上がりにくくなって、投球のときにヒジに負担がかかる可能性があります。

 

そして着地(1分22秒あたり)。ボールの位置がヒジと同じ高さにあります。

これでトップのときにヒジが肩と同じ位置か、やや上に位置することができ、強いボールを投げられます。

 

また、着地のときに軸足のカカトがほとんど回転していません。

股関節が非常に柔らかく、筋力がつくにつれて、もっとボールが速くなるでしょう。

しかし、下半身の回転開始が若干遅いように思えます。

 

一方で上半身の回転は始まっていることから、下半身と上半身の連動に改善の余地があります。

 

ピッチングフォーム分析-レイトコッキング期-

レイトコッキング期は、踏み込み足が着地してからさらに加速し、

スローイングアーム側の肩(大谷投手の場合は右肩)が

最大外旋(背中側に反っている状態=トップに入る) するまでを指します。

 

大谷投手は、ここからの動きが非常に速く映像ではほとんど見えません。

トップに入るのが1分22秒あたり。

 

スローイングアームのヒジの角度が90度になっています。

45~90度の間であれば肩が外旋しやすいので、非常に良い角度と言えます。

 

ただ、上半身が回転を始めており、

リーディングアーム(大谷投手の場合は左腕)の肩が打者に見え始めています。

アマチュアレベルではまったく問題ありませんが、

プロ野球の一軍レベルだと、いわゆる「肩の開きが早い」状態です。

 

田中将大投手も、入団後数年は同じく肩の開きが早かったので

高卒投手の多くはこの課題を持っているのかもしれません。

いずれ修正されるポイントとなるでしょう。

 

ただ、スローイングアームの振りの速さは圧倒的です。

これだけの選手はそういないでしょう。

 

ピッチングフォーム分析-アクセレーション期-

アクセレーション期は、 最大外旋(=トップ)からボールがリリースされるまでを指します。

ここも非常に速い動きです。 変化球を投げているせいか、スローイングアームのしなりが少し悪いように見えますが

それは超一流の投手(ダルビッシュ有投手や岩隈久志投手)と比較しての話ですので、

高レベルで腕がしなっていると言えます。

 

ピッチングフォーム分析-アーリーフォロースルー期-

アーリーフォロースルー期は、

ボールをリリースしてからスローイングアームが地面と平行になるまでを指します。

軸足にわずかに体重が残っているようにも見えますが、力強くスローイングアームを振っています。

 

トップからリリースまでのボール動きが楕円軌道を描いており、

上半身の水平回転を使ってボールを投げているのがわかります。

 

スローイングアームの振りの速さを支える下半身の筋力がまだ不十分な印象を受けました。

これがしっかりしてくるとコントロールが安定するでしょう。

 

ピッチングフォーム分析-レイトフォロースルー期-

レイトフォロースルー期は、

スローイングアームが地面と平行になってから一連の動作が停止するまでを指します。

 

リリースで最大速度となったスローイングアームを減速する動きが正確にできています。

スローイングアームがリーディングアームのヒジ付近に流れて、

スローイングアームの肩がキャッチャーを向き、

踏み込み足のヒザ、踏み込み足の股関節、スローイングアームの肩が直線上に並ぶ形になっています。

 

これでスローイングアーム減速時の上半身への負担を最小限に抑えられますが、

これだけ腕を速く振るので、ブレーキをかける背筋の故障には気をつけたいところです。

 

まとめ

いくつかの技術的課題はありますが、

これらを改善したら、間違いなく超一流の投手の仲間入りを果たすでしょう。

1年目の時点でここまでのレベルで投げられるのは相当なものです。

間違いなく最高の素材です。

 

課題は以下の3つ。

・大きな体を支える下半身の筋力不足。

・上半身の回転開始が早い

・下半身の回転開始が遅い

 

これらは高卒選手が持つ共通課題でもありますので、4年目までに修正されるでしょう。

技術的課題は少なく、同期の阪神・藤浪投手に比べると早く才能が開花するでしょう。

将来、160キロを連発する素晴らしい投手になるはずです。

 

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この記事を書いた人

まるく
まるく投資家/野球選手/サラリーマン/愛妻家/お人よし
「楽しく幸せに生きることを職業とするライフスタイル」を実現する道を、たぶん進んでいる最中。
野球・恋愛などをネタにやりたい放題記事を書いています。
妻と一緒に妊活をがんばっていて、体外受精までやって、念願の妊娠までたどりつきました。
好物は野菜オンリーの愛妻弁当。普段はサラリーマンしています。
■著書■
【くまるく大学恋愛学部 ~女にモテる学科~】カドカワ・ミニッツブック
https://www.amazon.co.jp/ebook/dp/B01IURT61I

■メディア掲載実績■
月刊ネットマネー(新進気鋭のトレーダーとして紹介)
週刊SPA!(7ヶ月間記事連載)

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